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26位(同票) エルセリ *宝物庫のお約束
「きゃーっお宝ですわーっ!んふふふ!」
「ふむ。まさかこんな隠し部屋があったとはな…
 おっとセリーヌ。気持ちは分かるが、まずはこの部屋の仕掛けを調べてから…ん?」
「…あら? この無粋でけたたましい音は一体……」
「案の定だな。部屋のレリーフ達の目覚まし時計だったようだ」
「あらあら。お宝の前に、門番さんたちにもきちんとご挨拶しませんとね」


26位(同票) ノエセリ *風景・人物画
「まぁ素敵ですわね。動物と戯れる美少女、といったところかしら」
「ありがとうございます。……でも、ご自分で美少女というのは…、どうでしょう?」
「あ、あら? え、ということは……これ、わたくし?
 ふふ。ノエルってばお上手ですわね」
「いえいえ。見たとおりに描いているだけですよ〜」
「……、ちょっと待ってくださいませ?
 わたくしだったら、やっぱり『美少女』でよろしいんじゃなくて?」
「あ」


28位(同票) ボーレナ *憧れの専門家
「おっ、なんだまだスキルブックあったっけ? 料理関連の本かそれ」
「スキルブックじゃないですよ。これ、私の勉強なんです」
「へぇ。どういう風の吹き回しだ?」
「だって、みんな専門分野があってスゴイのに、私だけないんだもの。ズルイです。
 だから私も勉強して、専門分野を持てたらな…って!」
「なるほどね。んで、何勉強してんだ?」
「今からでも役に立つことなら、無駄にならないですよね?
 だから、医者要らずな食生活や、栄養学の基礎からです」
「ははは。そんじゃ、俺の商売が上がったりになるくらい励んでくれよ」
「あっ、そういえば……でも、がんばっちゃいますからね!」


28位(同票) ボーチサ *取材魂
「ええっ、奥様がいらっしゃるんですか?! ビックリですよ、これは新事実だわ…!」
「おっ、どっからともなくメモ帳出して。取材モードか」
「よろしいですよね? あー、でも妻帯者だったのかー…」
「何、ちょっとショックだったとかか?」
「へ?いいえ全然?」
「あ、そ。…ま、若く見られたって事だよな〜よし、俺はまだイケる!」
「というか、所帯持ちらしい落ち着きが…っと、と!
 奥様のこと、普段なんとお呼びしてるんですか?」

→SS(2500字)


28位(同票) ディオペ *好物論
「あら、いいの食べてるじゃない。一本頂戴。酒のおつまみに丁度いいわ。
 って何なのよその『え゛ー』って顔は」
「むぐ…焼き鳥はつまみ風情ではない。主食だ」
「そんなのでお腹膨らませる気? 冗談みたいな胃よそれ」
「お前が、酒を水のように飲むのと同じだ」
「ああ、なっるほど。それはしょうがないわよね! でも一本頂戴」
「……仕方のない奴だな」


28位(同票) レオチサ *お疲れ後の安らぎ
「チサトおねえちゃんはさ、お仕事好きなの?」
「はいはい好きですよー。……どうかしました?」
「ボクは、お仕事って嫌いだったよ」
「あららら」
「国の兵器開発してたんだ。驚かないでよ、ボクが主任だったんだ。
 研究は楽しいし、大人に命令できるのもちょっと快感だったけどね」
「嫌いなら…、いっその事やめちゃうって手も。
 まだお若いんですし、仕事で悩むのはオススメできませんよ」
「違うよ、違うんだ。
 ……ボクは、ホットミルクが飲みたいんだよ」
「ホットミルク? そのカップのは…」
「うん……、これじゃ、ダメみたいなんだ。何か、足りない」


28位(同票) クロプリ *テロリストティー
「かんっぺき!お茶汲み君二号! はいどーぞー」
「無人君が、お子様ランチの皿に車輪つけた奴に乗ってるだけに見えるけど…」
「んっもーその車の! 遠隔操作のシステムがモニャモニャ〜っとしたんだからね!」
「自律型全自動ロボットの方がずっと時代遅かったよな?あれ?確か22世紀くらいじゃ…
 どっちにしても贅沢な…ってなんだこのどす赤いお茶。…嫌な予感」
「えへー♪ 実はウチって、二人とも辛いの得意じゃなかったりするんだっよね〜」
「やっぱり唐辛子ジャムか…ッ」
「さささ、ぐいっと! たぶん健康にはいい…んじゃないかな〜っ?自信ナイケド!」


28位(同票) ノエオペ *アニマルヒーリング
「癒しが欲しいと仰っていたので、みなさんを連れてまいりました〜」
「ちょっとぉ。癒しと言えば、お酒とかアルコールとかワインとかカクテルとかビールじゃない普通?」
「それは全部お酒なのでは……」
「第一、悪いけど動物ってちょっと苦手なのよ。 臭い強いし服に毛がつくしうるさいし。可愛いけどねー」
「お風呂に入ってきたばかりですし大人しい子達ですし、仰るとおりとっても可愛いですよ〜」
「……有無を言わせない気ね」


28位(同票) ノエケル *雪の街の
「ふ、あぁっ。終わりました〜」
「お疲れ様です、ノエル先生。あのっ。お茶、入れました!」
「うわぁ、ありがとうございます。あれ、マグカップ…」
「今朝、本棚の裏から見つけたんですよ。しっかり洗ったので大丈夫だと思います…
 あ、あの、クッキーもどうぞ…っ」
「焼きたてですねぇ。うん、サクサクしてます。ケルメさんは料理上手だ。
 あー、床もいつの間にか綺麗になってしまって…」
「お掃除、…ご迷惑、でしたか?」
「いいえ。助かりました。ありがとうございます。
 この後、大学まで提出にいきますけれど、ケルメさんは…
 そうだ、ご一緒しませんか? 朝の散歩には丁度よさそうですよ」
「は、はい!」


35位(同票) ボーオペ *百薬の長?万病の元?
「置いてかれてる女の気持ち、あなたもちょっとは分かりなさいよ」
「酔ってますなぁ、お嬢さん」
「お嬢さんとかやめてよ。腹立つわね」
「ほれ、呑めよ。別に俺は、置いてきたつもりないんだけどなー」
「いつだってそう言うのよ。…ボーマンが注ぐと、何だか薬品みたいね」
「んー? ああそうさ。薬だよ。
 明日からもまた頑張れる特効薬、だろ?」
「いただくわ。……なんなのよ、優しくしちゃってさ。
 女の気持ち、…ちょっとは分かりなさいよ」
「へいへい。絡み酒は悪い酒だぞー」


35位(同票) エルプリ *無人君進化大計画っ
「じゃさじゃさ! これはなぁに〜?
 ぐにぐにすると、緑色にぼんやり光ってるの」
「そいつはAP−3の…と、危ないから床に戻せ。暴発の危険はないだろうが一応な」
「ぷーんだ、いいじゃん。
 でもさぁ。こぉんなに武器いっぱいなら、戦闘でも使えばいいのに〜どして?」
「網ってのは、破るよりくぐる為にあるからさ。
 軍属の前で堂々と使用しても見咎められないと思うと、な」
「ほえ? 網って…お魚?」
「空の海を快適に泳ぐには、幾らかコツがいるからな。
 ほら、無人君の質量保存を捻じ曲げる算段なんだろう?」
「そうそ! 一瞬で巨大化したら、カッコイイじゃん?」

制覇!やったぜ自分!

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