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5位 レオセリ *紋章民話
「今更こんな基礎見ててもなー。僕だったら、もっと面白い本が書けるね。
 ねぇセリーヌさん…、…寝てるや。
 ちょっともう! セリーヌさーん?」
「ん…昔…、天から人が降りてきて、人間の手に不思議な文字を描きこみました…
 文字を描かれた人間は、不思議な力が使えるようになりました…
 呪紋は、天から降って来た『神様』の言葉なのですわ……むにゃ…」
「うわぁ、変わった寝ぼけ方。それマーズの民話だっけ? すごく非科学的な。
 神様…、神様かぁ。本当にいるのかな? そんなの」


6位 ディアチサ *隠し撮り大作戦
「はぁい、こちらマディソンです!
 カメラを向けると100%仏頂面のフラック氏の破顔一笑を撮影する為
 独自に調査した好物…って言っても幼馴染であるレナさんに聞いたんですけど
 地鶏串焼きと、ついでに微笑のプラトーを用意してみましたっ。
 不審なきよう置手紙も用意は万全、現在は隠密状態で待機しております。
 果たして! 彼の笑顔はフィルムに収めることができるでしょうかぁっ!」
「ところでチサト。これは食べてもいいのだろう?」
「あ、はい勿論どうぞー!
 ってバレてる!?嘘ぉ! ひゃ、あ!きゃ…っ」
「おい、落ちない内に戻っ……手遅れか。やれやれ、手間のかかる」


7位 ボーセリ *実験中
「セリーヌー。いっそのこと、これも混ぜようぜ〜」
「あらそれは……ふふふ、あなたもなかなか悪人ですわね」
「そう言うお嬢さんこそ、ノッリノリで」
「うっふふ。探究心には勝てませんわ」
「好奇心万歳、ってな!」


8位 ディアセリ ***パターン1
「わたくしの瞳の色は、炎のようだと喩えられておりましたわ。良い炎遣いになれる、と」
「ならば俺のは、血の色といったところか」
「そうですわね。まるでウサギの瞳のようですわ」
「……ウサギ、か」
「ええ。わたくしにはあなたのその色が、寂しがりの瞳に見えますのよ」

***パターン2
「あの白い奴の耳が消え、翼と嘴とトサカが生えて足がトカゲ染みれば、完璧なんだがな…」
「それじゃまるっきりニワトリになってしまうじゃありませんの!
 あの子はあのままで、充分に美味しそうですわ…!」
「逃げたぞ。フン、脱兎の如くとはこの事か」
「まあ本当。きっとディアスが無茶な言いがかりをつけたからですわね!」
「それこそあからさまな言いがかりだな」


9位 アシュセリ *夕暮れのお買い物
「流石殿方、力がありますわ!
 …とはいえ、そんなに持つと重くありません? 少々買いすぎましたわね」
「そうですねー…まあでも、必要なものばかりですし」
「それにしても持たせすぎましたわ。そちらの袋、お寄越しなさい」
「え? ギョロとウルルンが一つずつ。僕たちは二つずつで、うん。公平な数じゃないですか」
「あら。そんな単純計算で、誤魔化す気ですの?」
「いいじゃないですか。ほら、宿はもうすぐですよ」


10位 クロレナ *僕と私の旅路
「じゃあそろそろクリクに…」
「その前に、リンガ行きましょ。4万フォルたまったの」
「僕らの旅なんだから、それは構わないけど……
 …ところで最近、貴重なスキルポイントを遊び心へ何故かつぎ込んでいたよね。
 何故か財布がリッチになっていくのは逆に不安だったんだけど…
 というかどっから来たの?あのお金たち」
「え? 神様からのお恵みに決まってるじゃない。
 さぁ、度胸とポーカーフェイスの準備はいいわねっ?」
「あーもー…っ、アイアイサー!」


11位 エルオペ *遺跡脱出
「外…っ、んーっ! よーし、今夜は飲むわよー!」
「まだまだやるべきことは山済みだがな。石版の解読に封印の解除…」
「んもぅ。ひとまずは解決したんでしょ。休まなくっちゃ体が持たないわ!」
「そうだな、…美味い酒を出す店が、途中の星にあったんだ。そこに寄るとするか」
「いつの間に。さっすがエル! 行きましょっ」


12位 ノエチサ *新天地
「新聞でーす! 時間…ちょっとかかりましたけど、ようやく新聞社ができそうです!
 無事、ハーリーにいい物件があったんですよ」
「それはよかった……しかし、チサトさんは地球とか、文明の高い地に行くと思っていましたが…」
「あはは。それも考えて、迷ったんですけどね〜…
 エクスペルの事も、ちゃんと知りたくなってしまいまして」
「そうですか……ここは、いい星ですよね」
「ええ……。あ! あのリス、ネーデのと似ていませんか?」
「お気づきになりましたか? そうなんですよ。
 興味深いことに、この星とネーデの生き物は、似た進化傾向を辿っているんです」
「面白い話ですね…今度は取材に来ます!
 ってああ!そうだ! 別の取材予定が入ってるのでこれで失礼しますっ」
「もう、ですか? あまりご無理を……いえ、どうかお元気で」
「ありがとうございますっ。そちらもお元気でー!」


13位 エルチサ *歴史の矛盾点
「紙新聞とはな。ネーデは何処かチグハグな部分があるな…
 と、すまん。悪く言うつもりはないんだがー…あー」
「いえ。私も、ちょっとそれは感じていたんです。
 新聞紙は、データ配信より見易いという意見から配布されているのですが…
 …エルネストさんは、考古学者、でしたよね?」
「ああ、まあな。未知の遺跡がこのネーデにはないのは、多少つまらんものだ」
「それどころか。考古学っていう学問さえ、存在していないんです。
 もう歴史は全て解明されている、という事になっています。何十億年分も」
「ありえんな」
「はい。あなたたちに出会うまでは、この事に気付けなかったんですけど…
 あの、これから歴史資料館と図書館巡りの予定なんです。よかったらどうです?」
「そいつは楽しそうだ。連れ立たせてもらうとするか」


14位 アシュプリ *かたたたたきっ
「これで、肩たたきにちょーどイイ重さになったかなっ? どぉ?」
「あ、うんうん。このくらいがいいよ〜ありがとう。
 ギョロとウルルンも結構重いからなぁ」
「あとあと〜家事に育児にお疲れさまって感じだよね、おかーさんっ!」
「えぇえ、お母さん……育児って二匹の事? うぅう…、そんな感じもするぞ」
「かーさんおっかたをたったきっましょ〜♪」


15位 ノエレナ *治癒の力
「命を救いたいと思って出来る限りの力を注ぐのは、きっとみんな、同じですよね?
 もし癒しの力があっても、なくても」
「…そうか。エクスペルには癒しの紋章術がないんでしたっけ…」
「はい。この不思議な力に、悩んだ事もありました」
「でも、僕たちネーデ人にとっては、当たり前のことだった」
「そうなんです。だから。
 だから、私を形作る一つなんだって、ハッキリと思えたんです。
 こうして皆を傷から救えるって、すごく素敵ことなんだって…!」


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