オエビログ69

「そりゃあ、似ていますわよ。トライア様のおやしろが、マントのモチーフなんですのよ。
 あら、紋章術士のことをあまりご存知でないのね。この中にいると、魔力が安定しやすいんですの。
 ここで祈れば、悪い現実も、ただの悪夢にしてくださるというでしょう?
 悪夢、というのはちょっとイジワルなトライア様らしいところですわね。
 さあ? 神からの贈り物とは言われていますけれど、何故あるのか何時からあるのか、さっぱり不明ですわ。
 わたくしの村の森にもありますけれど、魔力の流れが混乱しやすい場所にはつきもののようですわね」
セーポンリングとマントは、似ているのではなく、モチーフ



SEでの加入トロフィーの



SEでの加入トロフィーの(格闘家成分も欲しかった〜〜でも要素てんこもりだからな〜〜ひとことでいいあらわせないからな〜〜「さん」はベリィグッドよ〜〜)



かくれんぼ
「足元届く?もう、どうして樽に?」
「あはは、最初は樽の脇に隠れてたんだけど……、こう、ねー、転んだら、いつの間にか」
「えええ。ちゃんと蓋は閉まってたよ? わざと入ったんじゃないんだ」
「アシュトンじゃないんだから。私もどうしてこうなったのかサッパリよ。
 よ、っと。はぁ……たすかったわ。よく見つけてくれたわね」
「チサトさんはいつも隠れてるからね」
「へっ? あ、やだ、バレてた? ハーリーだと特に、巧妙に隠れてるつもりなんだけど」
「実は、ギョロとウルルンの感じ方で、なんとなく……うん、分かるんだ」
「あら〜、そっかそっか。すごいのね。
 ……というか! 便利だわ! 犯人追跡にも大活躍しそう!」
「あ。でも、今回は僕が先に気付いたんだ。こんな場所に普段は樽がないからね!
 こんなにかわいい樽、僕が見逃すはずないよ。僕も入れるかな?このサイズ!」



フィギュア買ったよって話



あとに続いて、コーヒーのかおり
「あら?」
 ふと気づけば、執筆中に背後からのぞきこむ見慣れたドラゴン二匹。
 あとに続いて、コーヒーの薫り。
 龍二匹が、長い首をのばして傾げて、まるで『なに、かいてるんだ?』と尋ねている気がする。
「今はちょうど、あなたたちの真ん中の人についての記事よ〜」
「えっ」
 真ん中の人、アシュトンは湯気がゆらめくカップを差し出しながら、驚き顔。
「チサトさん、ギョロとウルルンの声が聞こえたの?」
 どうやら、偶然にもタイミングが神がかっていたようだ。
 声が聞こえたというわけではないが、しっくりと、そんな気配が囁かれていたのは確か。
 少し考えてみると、ああ、そうか。
「なにか知りたいって顔は、人も魔族もそっくりなのよ」
「へえ……」
 ちらりと窺う顔は納得というよりも、またもや『なに?』の顔。
 おずおずとであろうと、物事に引き寄せられる気持ちは、真実を探るきらめき。
 瞳の奥で囁く姿に、己にもたくさん身に覚えがある。
「どんな記事か知りたい?」
「読ませてくれる……んー、いや! 新聞になってから読みます!」
 うん!と我慢の強がりとばかりのアシュトンの様子が、なんだか妙におかしくて、胸がくすぐったい。
 代わりというわけでもないだろうが、ギョロとウルルンは遠慮なく原稿に鼻先を寄せてくる。
 ドラゴンでも文字が読めるのかしら?とコーヒーで唇を濡らしつつ、首をひねる。
「ほとんど読めないけど、最近ちょっと気にしてるみたい」
 何も言わずとも頭の上から、答えが返ってきた。



虫の観察



したぺろ



"無人くん"はゴーレムである(紋章と電子回路における共通性)


「急にサンドイッチなんて持って行って、重くないかな大丈夫かなぁ……不安になってきた……
 あ! こらっ!これは君たちのごはんじゃないよっ!
 自分の分はさっき食べただろ。ねだってもだめだからね。
 ……い、いつもは結局根負けしちゃうけど、今日はだめ!お仕事がんばってる人の昼ご飯なんだから!
 ええっと、新聞社は何階だったっけ?」
リク絵


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