オエビログ53


レッドスネーク&ブルースネーク! カモン!


//
「ねえちょっと、ホフマン遺跡にはまだ行かないつもりなの!?」
「まぁ待て待て。戦いの前には準備がいるんだよ、薬作ったりなんだりでな」
「危険なんて、ボクの呪紋でなんとかなるのに。
 ……ちょっと暇だったし気になったから、軽く調べてみたんだけどさ」
「おう?」
「パパの様子がおかしいと思ったんだ。『ボーマン・ジーン』という男って、信じられないような経歴じゃないか。
 脱落するどころか、ボクと同じ勝ち組だ。不祥事でも起こしたのかと思ったけど、記録にはないし」
「おー。なに、俺のこと残ってんだな。よく調べたなぁ」
「些細にでも気になったことはすぐ調べるのが、研究者としては当然だろ。
 王様に名前が覚えられるくらい、一目置かれていたんだよね」
「ハッハッハ。昔話は聞きたくないんじゃなかったのか〜?」
「ふざけないでよ。どうして『負け犬』になったのさ。
 その薬を作るのだって、有能な人間は、環境を揃えて研究するべきなんだ。どうしてそうしないの?」
「俺ってば負け犬ワンワワン。ボウヤは勝ち組ニャンニャニャン」
「ふざけないで、って言ってるだろ! ボウヤっていうな! 知っていることなんでしょ、今すぐ答えてよ!」

//
どうして負け犬になったのさ (右反転文)


//
「そこは、研究者以外は禁帯出だぞ」
「知っているよ。マードック。18のときみたいに、ここで読みふけっていくだけだ」
「ホフマン調査への準備か? 兵士を見舞う看護婦たちが『腕のいい医者』の噂をしていたな」
「いやぁ、まーたご婦人方にモテちまったな」
「そうやって、またラクールに業績だけを残して去るつもりなのか、ボーマン」
「まさか息子と同じこと言う気かよ?」
「研究員としては、言わざるを得ない。たった半年でラクールを変えた男という、自覚を持て」
「悪いけど、今は忙しいんだ。用があるなら、後にしてくれ」
「調査に旅立っている癖にな。これが成功すれば、勲章ものだ」
「名声のためじゃあない」
「それなら、なんのためだ?」
「なんのためなんだろうなぁ。俺のため、なんだろうな」
「またそれか。理解できん」
「研究員としてじゃないマードックは、『お前』は、俺に戻ってきてほしくねえんだろ」
「……。
 ああ」
「それなら安心しろ。俺は、夫婦で薬屋を切り盛りするので、精いっぱいだ」
「正気の沙汰じゃない事業は、不思議と成功しているようだな」
「お蔭さんで。今回が終わったら、リンガの薬屋にフロリスさんとレオンも連れて、来いよ」
「……同行しているレオンの働きぶりは、どうだ?」
「お前にそっくり! 優秀で頭硬ってぇの! マードックがガキの頃、あんなんだったろ?」
「そうか。……あ、いや。あれはどこかまだ子どもっぽいからな、迷惑をかける」
「12は、まだコドモだっつの」

//
「悪いけど、今は忙しいんだ。用があるなら、後にしてくれ」 レオンの父と(右反転文)



懐かれた



どっちが釣れるか勝負しないか?



夕暮れの誓い



エクスペルにある地球風の食べ物



ハピバ


::
「ケルメさんはほんとうによい女性です。
 お料理も上手いし、掃除だって上手で、気立てもいいし、元先生というだけの私には親切すぎるほどだ」
「いやもうそれは……僕が言っていいものなのか」
「よい男性が見つかる筈なんですよ。絶対に。私なんかの世話にかまけていると婚期を逃してしまう」
「ええと……そうだ、じゃあ想像してみてください」
「はい? はい」
「たとえば、ケルメさんが実際に別の男性と、ああもう想像しにくいなら、いっそ僕でもいいです。
 僕とケルメさんが街でデートしてる現場なんか見かけたら、どう思いますか?」
「……それは、気になりますねぇ」
「でしょう!? よかった、ノエルさんにもそういう気持ちが」
「だってクロードさんは、他に好きな方がいらっしゃるのだとお聞きしましたよ。
 そういえば以前は、付き合う気がないかなどと失礼なことを言ってしまいましたね」
「だから! 僕の方じゃなくて! ケルメさんの方ですよ!」
「はあ。そうですね。お好きな方がいらっしゃるのなら、ケルメさんにもその女性にも失礼ですよ」
「これは脈がないのかなぁ……好意はあるみたいだけどなぁ……」
「それでもデートくらいは、よい思い出になるのでしょうか。男性とのかかわりが増えて、きっかけに」
「それです! ノエルさんがデートしてあげたらどうですか!」
「私? はあ。私と出歩いて、ケルメさんが喜ぶわけありませんよ」
「本気ですか!?」
「はい。本気ですけれど、一体どうされたんですか? 以前もこんなこと話したような」
::
そうだ、じゃあ想像してみてください(右反転文※ノエケル?)



荷物をコンパクトにする紋章


  

inserted by FC2 system