オエビログ37
いけ! 新聞屋の発信だ!
徹夜明けの、チョコレートを浮かべたホットミルク
バーニィの生態研究中
迷い子は星の雪を見る(右反転テキスト)
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砂漠に雪は降らない。
砂漠に雪が降るとき、それはここが砂漠ではなくなったときだろう。
彼は昔、懐く幼子にそう話した。
だけれど、慣れなくも仰げば空の星は雪のように輝く。
彼方の街で見た、夢見がちな白い結晶たちのように
瞬くたび、今にも零れ落ちそうではないか。
涙と血と叫びを人らしさの象徴を、孕み微笑む母のような空から。
今ここで、零れ落ちそうではないか。
今宵こそよ、砂漠のひとりの迷い子は、星の雪を天上に見る。
降り注ぐその光の冷たさに、まぶたを熱くするよりない。
ああこうして郷里に星が降ると、彼ははじめて知ったのだ。
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私たちのほうが、チョコレート食べたいもんっ
グッモーニン、エル。(右反転会話)
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「……ん、……」
「グッモーニン、エル。ホフマン遺跡の調査書は上がったみたいね」
「……オペラ? ははは。珍しいな、朝にも二足歩行ができるよう進化したとは。
いつの間にそんな奇跡が。ふむ。団体行動の結果か?」
「そーよ。あの子たちったら、規則正しすぎて吃驚しちゃったわ。朝起きて、夜に寝るのよ?
セリーヌでさえ宵の口にあくびの始末なんだから。つまらないったらありゃしない。
ま、こういう星じゃ夜中の娯楽も供給されてないものね。私もやればできるってわけ!」
「ほほう。つまり、健康的な生活を省みてみる気になったのか」
「レナたちと付き合ってる間くらいはねぇ、考えてもいいわ」
「良い心がけだな。まあそうだな、三ヶ月も続くのなら、オレから祝いをやるよ」
「嫌よ、賭けに負ける趣味はないの。続くわけがないじゃない、エルがいるっていうのに」
「何を言う、オレのせいにするんじゃない」
「昨晩は仕事中だから見逃してあげたけど、今日こそは付き合ってもらうわよ。
いいワインも手に入れたんだから、ね」
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背中の二匹がネーデのテレビに興味津々のようです。
重量差7キロ+無人君
ギョロさんとウルルンさんの付け根って、こーんな風になってたんですねぇ〜!
「俺はそんな感じなのか…?」PS版の声ネタ
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