オエビログ34


あくびとサボテンとポエム



生物写生



異星のラーメン屋台


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そうね。私もビックリしたわ。
村長と初めて会った時、もう少し……今より、耳が嘘っぽくてね。
なんだったかしら、よく覚えていないけれど、豚の皮を細長く丸めて、耳にひっかけたようなものよ。
遠目から見たら、私の耳とそっくりだったかもしれない。
だから、私、それを見て泣いちゃったの。大泣き。
なんだか、すごく不細工な形に見えて、そんな風に見えてるんだ、ってショックで……。
そういう意味じゃなかったのに。悪いことしたなぁ、って思ってるわ。
泣いてる私に、すごく素敵な耳だと説明してくださったのを覚えてる。
そこですぐ、素直に泣き止むことはできなかったけれど。
今は。耳が遠くなってもよく聞こえるから真似させてもらってる、だなんて仰るの。すっごくニコニコして。
自然な耳に見えるよう、試行錯誤も繰り返しされていたみたい。
実際、耳を外しているときよりもずっとよく聞こえているらしいの。
ほら、手のひらでかざすように。ね? よく聞こえるでしょ?
うん。村長は私を、積極的にこの村に受け入れてくださっていたわ。
優しくて、可愛くて、とっても大好きな村長なの。
……ふふ、話はちょっぴり長いけれどね!

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レジスの耳はある種の補聴器 (右反転文)



人形劇における当然起こるべきハプニング(テキスト



アンニュイな彩り



もしかして世界を回せそうなレンチ



携帯落とした!?



そこらにいそうな、そこらにゃいないお兄さん




彼女が差出したのに、その筒は爆弾でもお酒でもなかった。




  
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