オエビログ30


> 伝えるだけなのに、胸がぐいぐいと必死になる。
 息ができなくなるほど、喉から体中から、あふれ出るような感じがしてる。
 潤んできたあなたの顔や、どうしようもなく幼い気持ちは、私が泣いてるせい。 
 あの頃、あなたがどこかに行ってしまったとき、私は今みたいに叫んだ。
 あのとき、泡みたいな言葉だった。
「私はここにいる」
 だからどこにもいかないで。私だってあなたの妹なのよ。って。
「……ああ」
 そしてあの頃とは違って、あなたの静かな声が応える。
 私の言葉も、あの頃とは違うのよ。
 わかってる? わかってる。言葉じゃない声が届く。
 さよならじゃない抱きしめが、私の胸をぐいぐい、ぐいぐいと押し寄せてくる。
 頭を撫でてくれるのは、懐かしい指。頭の中の灰色が、真っ白に晴れていく。
 二年間、あれだけここが遠かったのに。
 ひどいわ。
 私、あなたがいないうちに、大人になってるつもりなんだからね。
 なのにあなたと一緒だと、どうしてまだこんなに甘えっ子になっちゃうのかな。
 ぎゅう、とマントを握る。ちゃんといてよ。
 涙でぐちゃぐちゃで今ぜったいに可愛くないけど、あなたはいまさらって言うのよね。
 可愛い妹じゃないもの。
 あの頃みたいに待つだけの女の子じゃないもの。
 私はここにいる。
 ディアスのそばにいる。
 今は泣いてるけど、だけどね、私は強くなったんだからね。
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今は泣いてるけど、だけどね、私は強くなったんだからね。(右反転でSS)



地球行き直前


400*400を諦めて、300*300だいすき!


さばくのおどりびと



恋の歌は胸の奥から響く



VIVIT NOTE



青年を勇者にする世界は、光に満ちてる



いくよっ? いくよっ、いっくよぉー!



私の初めからしてた恋に、今は気付いてる



赤色正義!



おいしい焼きたてクッキー



  
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