なんでお前、敬語なんだ？
うっかり脳内ピンクが離れない
結局の結果は、些細なひとつ （お題『髪にキス』）
おつかれさん、俺らのリーダー （お題『寝てしまった相手の寝顔を愛しそうに見つめる』）
浮気は報告しますよ！ （お題『かまって欲しくて相手にちょっかいを出す』）
うるせぇ、抱きしめさせろ （お題『「なんでもない」と言いながらひたすら甘えている』）
針千本のますのも、目の前にいなくちゃできねーだろ （お題『指きりをする』）
あじさいと推理小説
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:: 悪い癖ね、と妻が冗談交じりに微笑んだのを思い出す。 泣きそうな顔をしたまま泣かずに堪えている奴を、無性に泣かせたくなる悪癖だ。 目の前のこいつに何があったのかは、知りもしないし分からない。 ただわかるのは、空色が曇ったような瞳から、雨粒がこぼれないようにと歯を食いしばる姿だけ。 いきなり抱きしめて身体に触れて、あああったかいな、とこちらが思えば、あちらも思うはず。 伝わってくるのは、硬い緊張に反抗的な兆し。子ども扱いするなという、ざわめき。 そんなもんは無視だ。 ぽん、ぽん、とかるくかるく叩いて、大丈夫大丈夫、と口癖をして、柔らかい今を教えて泣かす。 流れてしまえ、とへらりと笑う。 :: |
じょうずにできたな
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